以前「セキュリティレベルによる認証ロゴ」のコメントで書いたように、「安全を売る」というセキュリティマーケティングの需要が高まっていると思う。セキュリティと一口に言ってもいろいろある。
最も見かけることが多いのが、情報セキュリティだろう。インターネットの普及により、企業情報、個人情報の漏洩による問題が多発しているからだ。一方、私が学生の頃はセキュリティと聞くと、セコムや綜合警備保障といったオフィスビルや家のセキュリティを連想した。これらは共に、情報や人の身体・命・資産を盗人やそれを悪用する人達から守ろうというものである。ここでいう情報とは、人によって作りだされたり加工されたものであり、人間以外にとっては価値のないものであることに気づく。
また、人間の健康を守るものには、食品が挙げられる。
例えば、シリコンバレーに引っ越してきてから、オーガニックの食品の種類が何と多いことかと思う。Whole foodsに夕方行くとそれなりに混んでいるし、皆さん大量に買いこんでいる。他にも、遺伝子組み換え原料不使用の食品などもそれに値するだろう。私達は、少し高めのそれらの食品を、安全のために購入する。
健康を守るものは、これからますます増えるだろう。
また、守られるべき子供や老人、あるいはペットを遠隔監視するためのシステムもホームセキュリティに入る。
ただ、人の心の安全・安心を守るのは難しい。例えば、ブログへ書き込まれる誹謗中傷をやめさせるのは簡単ではない。心の安全・安心を守る方法を考えられたら売れるかもしれない。
人間には防衛本能がある以上、人間の安全を売る商品は尽きることがないだろう。

2 件のコメント:
「安全」というのはみんなが欲しいものだけど、客観的な尺度が明確ではないから、それに対する対価を設定しにくい。
そしてしばらくすると、あって当たり前のものになってしまうものも多い。
うまくブランドイメージを作り、それを維持できるものが成功できるように思う。オーガニック食品とかはまさしくそのいい例。
最初は何でも捉えにくいものです。
今では当たり前のサービス業ですが、形のないものを売るなんて最初は受け入れにくかったと思います。でも、今では満足を得るために必要なものになっていますよね?
マズローの欲求五段階説によると、一段目の欲求は生理的欲求であり、二段目の欲求は安全の欲求です。安全は生理的欲求の次に必要なものなのです。
安全は、安心を得るために必要なものになりますよ。
コメントを投稿