今は、マイクロプロセッサー、マイクロデバイス、マイクロアーキテクチャ、と「マイクロ」という言葉に馴染んでいる。ところがよく考えると、半導体のプロセスは、0.18umあたりまでは「マイクロ」を使っていたが、その次辺りから0.13umでなく130nmと「ナノ」を使うようになった。どんどん微細化が進み、単位が変わったのだ。
ムーアの法則の維持がここ数年難しくなってきているが、別の材料を使って、別のアプリケーションをターゲットにした市場ができれば、維持できてしまうのだろう。そのときには半導体テクノロジーロードマップは、別の名前のロードマップとなって、新たな技術を牽引しているはずだ。
このように、技術の進歩は微細化の方向であることを考えれば、やはり次は「ナノテクノロジー」が主流になるだろう。次に来るのはピコテクノロジーだが、そこまで先だとここでのスコープには入らない。
ナノテクのカーボンと聞いてもぴんと来ないので Clean Technologies International で実際に触らせてもらった。見た目は鉛筆の芯の削りカスみたいだったが、触ったらあまりに軽くふわっとしていて驚いた。思いっきり手をつっこんだら真っ黒になったが、石鹸でないと落ちなかった。
そこのは直径60nmの粒子が鎖状につながった carbon nanosphere chain を使っていて、表面積はcylinderとsphereの間。確か7年ナノテクを研究してして9ヶ月前にとうとう教授がこの carbon nanosphere chain を開発したとか。このカーボンは導電性や熱伝導性に優れ、かつ半導体にもなる特徴を持つ。問題はまだたいへん高価で1グラム500ドルらしいが、量産できれば安くなると力説していた。
関心は、どういうアプリケーションがあるのか、だ。教えてもらったところによると、飛行機の機体にすると、亀裂やさびを検出できるらしい。また、薬と一緒に人体に入れて、癌細胞を死滅させることができるとか。両方とも、理由は私にはわからない。
すでに私達の周りでナノテクノロジーが使われているのかもしれない。探してみるとおもしろいだろう。
今半導体のプロセスが45nmでカーボンが60nm。ナノテクノロジーはもう目の前だ。

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